ワイヤレスイヤホン WI-1000X 一択の理由 ハイレゾ ノイキャン 高音質

iPhone7以降イヤホンジャックが廃止された影響なのか、最近使ってる人をよく見かけるようになった、ワイヤレスイヤホン。
価格、形状、性能、機能などいろいろあって、どれを買って良いか迷ってしまいますよね。

私もいろいろ情報収集し、迷いに迷って決めたのがソニーのWI-1000Xです。
なぜこの機種を選んだのか、使ってみての感想など、ご紹介したいと思います。

※最近AirPods Proを購入しました。もちろんWI-1000Xもまだまだ現役ですが、ご参考までにこちらもどうぞ。

AirPods Pro 今更レビュー WI-1000Xから乗り換え

目次



WI-1000Xを選んだ決め手(QC30との比較)

ズバリ!
・ハイレゾ対応の高音質
・有線イヤホンと殆ど変わらないノイズキャンセリング性能
・ネックバンド型の使い勝手の良さ
・Xperiaとの抜群の相性
です。

最後まで悩んだのが、完全ワイヤレスで一応ノイズキャンセリング機能もある同じくソニーのWF-1000Xと、BOSEのネックバンド型QC30。

BOSEの完全ワイヤレス型は残念ながらノイズキャンセリングに対応してないので候補にはならなかった。

ハイレゾ対応については、ワイヤレス接続の場合はソニー独自のLDAC接続でハイレゾ相当という内容であるが、有線接続した場合はちゃんとハイレゾで再生できるスペックがある。
ただ、電車の中などでは、そもそもイヤホンではハイレゾ領域の音なんてわからないだろうし、そこまでこだわるなら密閉型ヘッドフォンにすべきでしょう。

ハイレゾかどうかよりも重要なのが、実際に聴いた音の印象。
これはソニーとボーズでは音の味付けが異なっているので、好みの部分もあると思いますが、家電量販店で視聴した感じではどちらも高音質。
ただ、WI-1000Xの方が音のレンジが広い感じがしました。
コンボジャズなどでもしっかり生音感が出てたし、ロックやポップスではソニーらしい音(ドンシャリと言う方々もいますが・・・)で、個人的にはWI-1000Xの方が好印象でした。

次に重要なのがノイズキャンセリングの性能。
実質BOSEとソニー以外にまともなノイズキャンセリングができる製品はないと思ってますが、静けさという意味ではBOSEの方が性能が高いように思えました。
ソニーは他の製品(自分は歴代のノイキャン付きウォークマンを使ってきました)でも同様ですが、車内アナウンスや話し声などはそこそこ漏れ聞こえてくる感じです。電車のモーター音や走行音などはかなり抑え込まれてるので、音量をあまりあげなくても十分音楽が楽しめるレベルですが、周囲に騒がしい人たちがいると少し気になるかもしれません。
ただし、これはワイヤレスになったからではなく、ワイヤレスでも従来性能と変わらないレベルです。

意外に良いと思ったのがアンビエントサウンドモードです。
これは、ノイズキャンセリングの逆で、ノイキャン用マイクで拾った周囲の音を再生音に混ぜて聞けるというもの。
ネックバンドの先端にノイズキャンセリング切り替えボタンがついていて、押すごとにアンビエントサウンド/OFF/ノイズキャンセリングと切り替わります。
電車の乗り換え時や降りる駅が近くなった時に車内放送を聞き逃さないようにするとか、歩道を歩く時などは簡単にアンビエントサウンドモードに切り替えられるのは安心です。一応、車道とかでは過信せずにイヤホン外すことをおすすめしますが。

他にも
・10時間使えるバッテリー(これはQC30も同等)
・15分の充電でも70分使える
・Xperiaと抜群の相性
・iPhone(自分が使ってるのは7)とも意外と相性が良い
・ネックバンドに操作スイッチがあり、
 イヤホンケーブルの途中に操作部を設けてるQC30より操作性が良かった。
・ネックバンドにイヤホンケーブルをはめ込める溝がついてる
 (実際には殆ど使ってないけど)
などもあり、結局WI-1000Xに決めました。

ちなみに、ワイヤレスイヤホンを買う前は、ハイレゾ対応ウォークマンA17にハイレゾ対応イヤホン(有線)を使用して、通勤途中などに音楽を楽しんでいました。

スマホはハイレゾ対応XperiaとiPhone7の2台持ち。
でもどちらも殆ど音楽聴くのには使ってなかったです。

ウォークマンA17とWI-1000XももちろんBluetoothで、しかもLDACで接続でき、ノイズキャンセリングにもハイレゾ相当の音質にも対応してます。
ただ、XperiaとWI-1000Xでも同じなので、今では殆どこの組み合わせで使っています。

 


他機種との比較

QC30との比較は前述の通りですが、他機種との比較ではどうか。

・WF-1000X
購入候補にもなっていたソニーの初完全ワイヤレスで、世界初の完全ワイヤレスでノイズキャンセリング機能搭載のイヤホン。
残念ながら、試聴した時の印象では音質もノイズキャンセリング性能もWI-1000Xとは想像以上にかなり開きがありました。
林檎さんのところの、耳からうどん・・・とは違って、装着時の洗練度は高かったのですが、やはり音質的にはまだ完全ワイヤレスモデルは時期尚早だと感じました。
ケーブル類がまったくないのはスッキリしてて良いとも思いましたが、外れて落とす可能性があるのと、バッテリーの使用時間がまだまだ短いのも気になりました。

その後、ソニーからワイヤレスイヤホンの新シリーズが発売されましたが、これらとの比較ではどうでしょうか。

 

・WI-SP600N
ノイズキャンセリング機能やアンビエントサウンドもあり、WI-1000Xになかった特徴として、防滴仕様になりました。
ネックバンドではなく、1本ケーブルタイプ。
バッテリーの使用時間も6時間あるので十分でしょう。
LDACやaptXには対応してなく、一般的なSBC、AACのみですが、ハイレゾ音質へのこだわりとかなければ普通に良い音で再生できると思います。
普段ハイレゾやFLAC、ALAC等ではなく、mp3の256kbps等で聴いてるならこの機種はおすすめできます。
林檎屋さんでも扱ってるBeatsなどが競合機種になりそうですが、ノイズキャンセリングの有無は大きいです。
WI-1000Xより1万円以上安く、防滴になったことやネックバンドがないので収納性も良いですが、音質は圧倒的にWI-1000Xが良いので、価格差と音質へのこだわり次第というところでしょうか。

 

・WF-SP700N
ノイズキャンセリング機能がある完全ワイヤレスイヤホン。もちろんアンビエントサウンドもあり、しかも防滴仕様。
ハイレゾ対応ではないため、SBC,AACコーデックのみで音質的にはあまり期待できないが、スポーツモデルとして耳にフィットするような形状になっており、ちょっと気になる機種ではある。
ただ、バッテリーが3時間しか持たないのは通勤往復でギリギリ。
そしてやはり音質で多分WI-1000Xには遠く及ばないと思われる(この機種は試聴してないので想像ですが)。

・SBH90C
ノイズキャンセリング機能がないがハイレゾスペックのイヤホン。
ただし、LDACは対応してなく、SBC、AACに加えaptXのみ対応。
ハイレゾはあくまでも有線接続時(USB Type-C)のみとなっている。
CDからリッピングした音源やiTunesなど、ハイレゾではないDL音源などはaptXで充分だからこの仕様なのか?
ネックバンド型だがバッテリーはWI−1000Xより持ちが悪く7.5時間になっている。
WI-SP600Nより千円ほど高いが、ノイキャンもなく、ハイレゾは有線のみなので、外出時用のワイヤレスイヤホンとしては選択に入らない。

 

ということで、ノイズキャンセリングと音質重視な自分にはやはりWI-1000X一択になるのでした。


WI-1000Xを使ってみて

WI-1000Xを実際に購入したのは2017年12月。発売してちょっと経ってからでしたが、半年以上使ってみて感じたのは、まずはワイヤレス接続の自由度。
有線イヤホンの場合は、ズボンのポケットや鞄に再生機器をいれていると、どうしてもケーブルが邪魔な感じがありました。
スマホでも音楽が聞けたのに、ウォークマンを使っていたのは、ワイシャツの胸ポケットに入れても重さ大きさともに違和感なく、イヤホンのケーブルもあまり伸ばさずにすんだから。
これがワイヤレスだと、ウォークマンであれスマホであれ、ズボンでも鞄でも気にならない。
さらに、電車の中などではスマホでネット見てたり電子書籍読んでたりするが、スマホで音楽再生していると、曲名を覚えてない曲が流れてきたら、さっと確認できるのも良い。

ネックバンド型は装着感も重要だと思うが、WI-1000Xはイヤホンケーブルには操作部等がないのですっきりしていて違和感がない。
買い物などでレジに行った時は片側だけさっと外してスマートに対応できるのも良い。
襟のないシャツであれば何も問題ないが、襟がある場合には襟がめくれてしまうことがあるのが少し難点。襟がしっかりしてるワイシャツやボタンダウンであれば問題ないが、ポロシャツなどは落ち着かない感じがある。
ただこれも慣れの問題で、使っているうちに丁度良い装着のコツがつかめるようになります。

さまざまなレビュー記事を読むと、収納ケース(袋)が安っぽいとか保護が弱そうとかの意見が多いが、本体は思いのほかしっかりしてるのと、がっちりしたケースよりも袋形状の方が鞄の中でも収まりが良い。今までこの点で不満を持ったことはないです。

今後改善して欲しいところもあります。
それは、充電のためのmicroUSBコネクタが、いちいちカバーを外さなければならないこと。
これ、ウォークマンも同じなんだけど、カバーをつけたり外したりが面倒なのと、すぐ壊れそうな感じがどうしても気になってしまう。
Xperiaなどは防水対応のType-Cコネクタになってるので、後継機種があるのなら、ぜひそうして欲しい。

まあ、不満といってもその程度。
使い勝手の良さ、操作性、ノイズキャンセリングやアンビエントサウンドの性能、そしてなによりもBluetoothを使ったワイヤレスなのにホントにすごく高音質なので、これを選んで良かったと思っています。
LDACが今後どうなっていくのか見通せない部分もありますが、間違いなくワイヤレスイヤホンで音質が一番良いのはWI-1000X一択だと断言しちゃいます!





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