禁断のあれ！お試しっ☆

それは、とても気持ちイイらしい。
見ためはちょっとあれだし、なんかダサいというか、それを装着した姿を人前に晒すのは凌辱の如き。
しかし、だからこその恍惚感にはまって他人の好奇の視線がむしろ快感を高めるのか。

とりあえず、装着前にじっとそれを見つめる。
確かに見ためはあれだな…。
裏側にペロンと、まるで舌のように飛び出してるのも、なんとも不思議な物体。
そして、それを特徴付ける先端の複雑なかたち…。ちゃんと入るのか？

さて、いざ装着。
まずは少しずつ、感触を確かめるように突き進む。
なんだ、特段変わったところはないじゃないか。
さらに奥へ。
九割程進んだところで、やはり先端までぴったり装着するにはコツがいるらしい。
まずは一番大きいのからはめていく。
おや？うまく根元まで入らない。
そうか、他のも位置を合わせて、同時にはめていかないと駄目なんだな。

さあ、奥までしっかり入ったぞ。装着した気分はどうだい？

なんだ、この解放感は！
今までのは何だったんだ！
自由に動く感じ。
そして、お互いが擦れた時のさらっとした感触が心地よい。

確かに、居酒屋などで晒さざるを得ない状況になったら、
ちょっと躊躇するかもしれない。
しかし、開き直ってしまえば、さほど羞恥もないか。
むしろ、この気持ち良さを皆で共有し、これがスタンダードになってしまえば、
従来のものが羞恥の対象となることだろう。

と、すっかり気に入ったのだが、多分当面は自宅か、
確実に靴を脱がないと確信があるときのみの装着に限られるだろう…。

もっと拡がれ、五本指ソックスの輪！